7人衆となし汁と『一週間のつくりおき』


7人衆・・・それは最強のメンバーなのです、本が出来るまで その6。

もはや自分の老後の楽しみのため・・に書いておりますが、今回は本の制作にかかせないアシスタントさん?のこと。とはいえ、私には常にいっしょにやっているいわゆる常勤のアシスタントさんはいません。で、大変な時に、お声をかけてお願いしているのが、今回の本の奥付にある6人衆のみなさまです。これに、宣伝部長?のIさま(いわゆるひとつの番長)を加えた7人衆が、いつも支えてくれています。

それぞれ、他にしっかりとしたお仕事を持つ方々であったりしますが、グルマン世界料理本大賞の受賞式にもかけつけてくれた最強の美女軍団です。

※写真は、ある日の記念写真。(怒られそう・・・汗、私をぶって~)

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思えば、最初の紙の本、『もてなしごはんのネタ帖』では、アシスタントさんなんていない・・。友人の、今も手伝ってくれるKちゃんに、時々ヘルプをお願いして撮っていました。ちゃんと撮影にお手伝いをお願いしたのは、だし本からでしょうか。

その後は、雑誌の撮影や、外部のイベントなどでもお願いするようになり。が・・・アシスタントさんて?と思いませんか?私が他の巨匠の先生方の教室やイベントに行った時に、アシスタントさんを見ていつも思っていたことは主にふたつ。

1.やはり将来料理家を目指しているのだろうか?  2.かなり厳しそう(先生が)だけど・・・つらくないのかな?モチベーションは?どこから? 1に戻る。

というものでした。今、お手伝いして頂く中で、1は、いろんな方がいてさまざま。私の場合は、ご好意(ご厚意)でお手伝いして下さる方が多く昔ながらのお弟子さん的な方はいません。きっと将来は料理教室をはじめたりするんだろうな~と思う方はいても、それはお弟子さんではなく、いや、私の場合、なにも教えられないので絶対に違うのです、汗。

2は、そうならないように、意識しているつもりでいます。弟子だと思ったことがないので、厳しくなることはないけど、一緒に仕事をする時間は、いらいらしたり、かどかどしたりしないように、と誓っています(しかし、大変な時はなる!かも。)。あと、失敗しても絶対に怒らないようにと決めています。なぜなら、あくまでも本来は私がやるべき仕事をお手伝いしてもらっている・・というスタンスだからです。このあたりが、お店のシェフと弟子とかの関係と全く違う部分だと思います。全部やり直しになるような失敗でも怒らない。(いや、これはホントにないと思うわ。)

また、全部をつくってもらうことは絶対にしないとも決めています。レシピは一人で考え、試作し、撮影の日は、そのプロセスの一部を分担して手伝ってもらう。切ったり、洗ったり、洗ったり、洗ったり(洗いものが一番多いかも・・)。たまに、アシスタントさんが作ってるんでしょ?とか言われることがあるんですが、そんな人いるのかな?今の料理家さんでは、いないと思います。撮影は、1日に、20品とか30品とか作ることになるから、あくまでも、部分部分で、サポートしてもらう、それがとても大事なことだと思います。

余談ですが、私は教室に来て下さる方を、生徒さん・・と呼ぶことは、まずない・・んです。教える・・と言うのも苦手で、伝えると言うようにしています。しかも、意識してそうしているかも。この前、相方と話していて、気づいたのですが、正直なところ、生徒さんと言うより、お客さまに近いニュアンスでとらえているかもしれません。私の料理や教室を気に入って来てくださっている方々、ありがたいと思っていて、そこには主従関係はない、あってはならないと思っています。だから先生と呼ばれるのも、本当は苦手です。この辺は、商家の生まれであることが大きいのかな。

ということで、撮影を手伝ってくれる、7人衆、私は心から尊敬しております。彼女たちなくしては、本は絶対に出来ない。

なにしろ、朝は早いし、買い物は頼まれるし、ずっと立ちっぱなし。佳境になると、現場では なし汁と呼ばれている変な物質が出る(アドレナリンが充満する)、いったい今自分がどの料理のなにをやっているのかはわからないし、だから作り方もおぼえられないし、しかも、お給料は安いし(汗)。撮影したお料理を食べられると言っても、冷めていたりですし、食べる場所も、地下だったり(ばく!)、終わったら、ビールも泡も付き合わされるし、ねえ・・・汗。

それでも、美味しそうにな写真を見たら喜んでくれて、食べてみて感激してくれて、撮影が終わったら乾杯し、本ができたら、一番におめでとう!と自分のことのように嬉しがってくれて・・・涙出るくらい感謝です。これは、もう、チームだな、と私は勝手に思っています。

人生の中で、得られるか得られないかくらい、貴重な貴重なチームメイトだと思っています。

全員が気持ちのいい人物で、私の数倍、大きな心で、いつも助けてくれる。

s-イベント用写真

今回の本で、一番大変だった撮影は、1週間分の献立。

この本を見て作って下さる方々にとっては、いちばん作り易く、カンタンでなければならない部分です。が・・考えてみて下さい。各お料理の出来上がりは、本編の中にもあるわけです。で、献立に落とし込んだものが、冒頭にある。2つの表情の同じ料理を、撮っていく・・・ある時は単品として、ある時は組み合わせて、おいしそうに・・苦笑。人によっては、味をつけないとか、いろいろやって湯気をだすとか、色を強めるとか聞くのですが、私はできたら、実際に食べられる料理で撮りたいのです。

それは現場にいる編集者さんやカメラマンさんに、食べてほしいというのが、いちばんの理由かな。おいしくなかったらいい本にならない気がするからです。次に、本を見て、家で作った人が、『おお、だいたい写真と同じだな』と確認するためにも、ほんもの(らしいもの)で撮りたい。だから、この1週間分がほんとうに、じたばたで・・・思い出深く、今でもよく話します『なし汁・・ぶおわーって出たね』と。ありがとう!!!

できあがった今回の本を見て、7人衆がすごく喜んでくれました。最初の読者でもある彼女たちが、いままででいちばん歓声をあげてくれた本かも。

すごく好き~!と言ってくれて、すぐに作ってくれて、それが何よりも何よりも、うれしかったです。

ようちゃん、ちえっぷ、あこちゃん、きょーみ、ぐみたん、のりぴー、本当に、ほんとに、心からありがとう。 宣伝部長たかこ番長にも感謝を。

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