5年目の正直。


10月です。

昨日、ピンポーン、と鳴って、手にしたのは、伊勢丹の小箱。アポカセリ―からのワイン、ヴァンナチュールだ!と・・・しかしはて?

写真 2 (1)

『エチケットの 5 のデザインを見て、すぐに顔がうかびました。 2010年に代官山のサロンをはじめて、5年!おめでとう!』

見慣れた、友の文字に、心の底から感激して、ひとり涙しました。本人さえも、日々の忙しさにまぎれて忘れそうになっていた、5周年。たまにしか・・いや、めったに会えないのに、彼女の気持ちがうれしくて。

出会いは、もう10年ほど前。アラン・デュカスのクッキングスクールでした。 長丁場の少人数のセミプロクラスでのこと。抜群にあかぬけていて、センスに狂いなく、スマート(見た目もだけど、中身も)なクールビューティがいた! 彼女と仲良くなりたいな、と。 少し時間をかけて親しくなっていった気がしています。 その後は、パリで待ち合わせ!?したり、私にとっては結婚後初めての女友達との旅に出かけたり。大阪で辻調の研修が一人で心細いと言ったら、週末遊びに来てくれたり。 

最初の本がでたときも、すぐに本屋さんへ。2冊目では、撮影を助けてくれて 『 私は、プロのアシスタントじゃないから、タダなら手伝う。 』と。 今も変わらず、新刊が出たら、そっと購入してくれて、あれつくったよ、と、ふとした時にポロリと。

いただいたカードを相方に見せたら、“優しい人だよね”とポツリ。

思えばいつも助けられてきました。まだ、代官山ではなく、自宅で、友人や知人や紹介者だけで こじんまりと教室的なものをやっていた時からきてくれました。いよいよ代官山で教室を準備して、不特定多数の方によびかけて本格的に始めたい・・というとき、一番に相談し、たくさんのアドバイスをもらいました。教室が始まってからも、いろんなアドバイスやアイデア、そして励ましをもらってきました。

o0523034910800790259

2010年、10月13日、代官山での最初のクラスの日。 これ、その日の朝、代官山に彼女から届いたお花です。

このビタミンカラーに、勇気をもらったな~。

最初のクラスのメインテーマはだし。 そして、里芋を煮る、さんまごはん、きゅうりの塩もみと和え物。見事に地味な献立でした。 だしのひきかた、 他の芋とは違う 里芋の下ごしらえ、青魚の下処理、 きゅうりの塩もみ、を伝えたかった。 数か月 熟考した結果でした。 

この地味さ。 いまほど 話題になっていなかった “だし”。 こだわりがあって、わたしがいつもやっている、昔と変わらないひきかたを伝えたかったから、新しさもなし。 不安がありました。 地味だよね~大丈夫かな?という私に、一番伝えたいことならそれがいちばん大事、と言って、あの時も背中をおしてもらいました。

今は、はっきりと もし私が これからまた一から教室を始めるとしたら、同じようなメニューにすると、言えます。まずは、おいしいだしを一緒に引きたいし、旬のものを使いたいし、家庭にある材料で再現できて、家族が喜ぶ料理を伝えたいから。 背中をおしてくれたことに、感謝です。

Fちゃん、5のトスカーナのスペシャルワイン。特別な日に、いっしょに開けたいと思っています。

 写真 1 (1)

2005年に自宅で教室もどきなことを始めて、迷ったり、悩んだりしながら、2010年に自宅ではない場所で教室をスタートしたのは、私にとっては大きな決断でした。決断と言うより、覚悟に近いものだった気がします。

代官山が本格始動して5年、まだまだひよっこです。6年目から、また初心にかえらなきゃなと、(何度もただしていますが)襟をただしています。

伝えたいこともまだまだあるし。そして、この、どうしても伝えたいことがある!こと、 そのことへの“思いの強さ” があるうちは、教室を続けたいな、続けられるんじゃないかな、と思っています。 どーーーしても伝えたいことがあるのは、エネルギーになりますよね。 それはどんな時も。 要望が通じないNYのスーパーのレジでも、サンセバスチャンのバルでも、原稿が遅々としてかけない時も、です・・・。

で・・・・それはあるんですが、今、ちょおおっと、さまざま重なりまして、教室がなかなかできなくて、ごめんなさい。 次は11月末か12月になりそうですが、かならずや。いやはや、世の中の料理教室の先生方はなんとパワフルでキャパが大きいのかと・・・自分の小ささを深く反省しております。 → 反省得意、そしてまた反省。 しばし、 お目にかかれませんが、どうかお見限りなく・・お忘れなくお願い致します。

あ、梅干し選手権もやりますよ~!!!全部食べちゃわないように!!

#####